陶磁器の製造方法の一つである「水ゴテ」による製陶風景です。
熟練の職人さんなので簡単そうに見えますが、これがなかなか難しい><;
器の厚みを一定に作る事
「水ゴテ」はロット100個くらいの注文に最適な製法です。
我が社が売りにしている「小回りの良さ」の基盤となる製法です。
上の写真はこれから焼成するために積んでいる写真です。
この白い入れ物は「ゴロ」と呼ばれているもので、
これのお陰で安定して上にたくさん積むことができます。
「ゴロ」に入らない変形物は台を組んで積み上げますが、手間暇掛かり大変そうです。
上の工程を経て全工程のようやく半分という所でしょうか(物によっては30%程度かも)
焼成後もじっくり時間をかけて冷まします。(10時間から12時間くらい)
焼成の段階でもそうですが、急激な温度変化は陶磁器にとってもストレスです。
効率優先で急冷・急加熱すると一見問題なさそうな商品でも強度的に劣るものができてしまいます。
其の点に関して、蘇山窯さんは丁寧に作って貰えるので安心して仕事を頼めて助かっています。
信頼は「築くの一生、壊すの一瞬」。
商いをする者にとっては常識ですが、つい目の前の忙しさや利益に目が眩むそんな愚を犯さぬように日々精進しないといけません
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