全国 どんぶりを探す旅①(一番軒)

どうでしょう、この澄み渡る青空は!

 

心が洗われるようです。

 

でも冬のこういう日はとってもさむ~い  ブルブル 

 

という訳で、暖かいラーメンでも食べようと言うことで「一番軒」様に行ってきました。

 

日曜日だったという事もあり結構混雑してました。

 

20分程並んでようやく着席(ラーメン店は回転早いのが良いですね)

 

メニューを開いてドーンとデカイ写真が目に入ってきました。

 

こりゃ美味そうだ。

 

よし「贅沢長浜白豚骨」850円 君に決めた。

 

まだ何種類かあるようでしたが、私はいつも自分の直感を信じてます。

 

結局これが一番後悔しないんです。

 

待つこと数分・・・・

うーん 美味そうです。 

 

香りも豚骨特有の臭みはあまり感じさせません。

(本場九州の豚骨ラーメンはもっとガツンと獣臭いものが多いです。本場の味に慣れた人だと癖が無くて物足りないと感じる人も居るかもしれませんね。そこは好き好きですね。)

 

では、まずスープを一口。

 

クリーミーー まるでクリームシチューのような濃厚さです。

 

塩味もあまり強くなく結構自分好みです。

 

食べ始めて2分程度で替え玉「やわめ」を注文。

 

これでスープを冷ますこと無く2玉食べれますね。(食べ過ぎだと嫁に叱られますが)

 

ご馳走様でした。

どんぶり屋のどんぶり評

このどんぶりの大きさは6.3寸(約19cm)

 

豚骨ラーメンのどんぶりとしては最もメジャーな大きさです。

 

黒色も黒荒という釉でザラザラした表面なので転写貼りが難しですが、やっぱり豚骨スープには黒が合いますね。

 

「一番軒」の白いロゴは、イングレーズという特殊な上絵加工をしてあるので食洗機を多用するラーメン店でも柄落ちしないんです。

 

良く柄が剥げ落ちている食器を見たことありませんか?ああいう事が起こらないんです。

 

なので、鉛毒やカドミウムといった重金属の溶出という安全面から見て最も優れた技法です。

 

白いロゴの色、、良く見ると灰色ぽくないですか?

これが、高温焼成の段階で下の生地の釉薬に染み込んで行くイングレーズの証です。

 

そんなすごい技術イングレーズという技法 ・・・実は結構昔から存在する技術なんですよね。

 

ただ、陶磁器業界では全然メジャーじゃない。

 

普通の上絵技法がダントツ多いんです。

 

なぜ?こんなに優れているのに?

 

理由は色々ありますがまず焼成温度が1.5倍くらい高いので①燃料費が高いです。

 

次に、②色の発色が若干劣る。

 

この点に関しては、かなりいい色がでるようになってきましたね。

 

まだまだ研究の余地が残されてるのは否定できませんが。

 

総評

何気ない普通のどんぶりに見えますが、ちゃんと安全性や絵柄の耐久力などカスタマイズされた「プロが使う道具」(職人の包丁を想像して)としての器ですね。